2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【小説】03 サッカー人生、改めサッカーバカ

1年強でC5からC1へステップアップした。長いようで短い。しかしC1生活も長いようで短かった。何試合プレーしただろうか。フォワードで登録されていたが、13歳となり現地オランダ人との対格差が徐々に出てきて、それを強烈に感じさせる試合があった。相手…

サッカークラブ経営の新潮流、かも

プロスポーツクラブのオーナーは起業家がほどんどでしょう。ただ資産を有しているだけでなく、彼らは経営のプロでもあります。買収したクラブを新たな軌道に乗せる、権利がある人材と言えるでしょう。サッカー界では近年、アラブ系だけでなくアジア系企業家…

【小説】02 サッカー人生

絶望的なレベルの低さ 12ー13歳のカテゴリはC(14-15歳はB、16ー17歳はA)と呼ばれ、1軍から5軍まである。光輝と直哉が配属されたのは最もレベルの低いC5である。恐る恐る初日の練習に参加した。どれだけレベルが高いのかと胸を躍らせながら。 そこで驚愕…

「城塞(中)」(司馬遼太郎)家康と浪人衆に注目

城塞 (中巻) (新潮文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/04 メディア: 文庫 クリック: 3回 この商品を含むブログ (19件) を見る いよいよ大坂冬の陣である。「城塞(中)」で際立ったのがやはり徳川家康、そして次に真田幸村。軍師…

「真田三代(下)」(火坂雅志) 真田日本一の兵(ひのもといちのつわもの)、幸村の凄さとは何か。

真田三代 下 (文春文庫) 作者: 火坂雅志 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/11/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 主を次々と替え、卑怯者として名高い真田昌幸(まさゆき)は秀吉に従った上杉に次男の幸村を人質に送った。上杉の傘下に入…

【戦国時代】「真田三代」(上)火坂雅史 弱者の生き残り策

真田三代 上 (文春文庫) 作者: 火坂雅志 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/11/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 弱者の必勝法――。 と冒頭から格好つけてみたが、信濃の真田家は正にこの言葉を地で行く、戦国武将。真田昌幸(まさゆき)…

【書評/戦国時代】墨染めの鎧(上/下)

墨染の鎧〈上〉 (文春文庫) 作者: 火坂雅志 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/05/10 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 2014年、NHK大河ドラマ「軍師勘兵衛」が好評を博した。タイトル通り、主役は軍師の黒田勘兵衛、後の黒田…

【戦国時代】城塞(上) 恐ろしき、政治の妖怪家康

城塞 (上巻) (新潮文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/04 メディア: 文庫 クリック: 9回 この商品を含むブログ (41件) を見る 司馬遼太郎著の「城塞」は上・中・下があり、まだ上を読了した段階。とにかく長い、上だけで600ページ…

LAギャラクシーのオーナー フィリップ・アンシュッツ 「彼がいなければ今日のMLSはない」コミッショナー

米国メジャーリーグサッカー(MLS)のLAギャラクシーといえばベッカムが所属していたことで有名だ。現在では元リバプールのジェラード、元バルサのドスサントスらスター選手を擁する。 近年、うらやむばかりの、目覚ましい発展を遂げるMLSの最も貢献した人物…

【小説】サッカー人生

何てことだ。弟の直哉の試合をはるばる日本から取材に来たのに試合に出場しないとは。昨シーズンまではスタメンを確保していたが、今シーズンに入ってからは試合に出たり、出なかったりだ。しかし、ここ数試合は何度かアシストも決めて好調を維持していて、…

【書評】「全くゼロからのJクラブのつくりかた」(望月重良) やるかやらないか、それしかない

全くゼロからのJクラブのつくりかた サッカー界で勝つためのマネジメント 作者: 望月重良 出版社/メーカー: 東邦出版 発売日: 2015/10/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 望月重良――、元サッカー日本代表の名選手である。小学校から大学まで日…

マンUの株価は高い?安い?

昨日、元Jリーガー望月重良著の「全くゼロからのJクラブのつくり方」を読んだ。本田圭祐のようにオーストリア3部クラブを買収する現役選手もいれば、クラブを自ら立ち上げ、神奈川3部リーグからJ3まで引き上げる人(その間、わずか6年)もいるのものなの…